wind’s book

物語の中の私が、才能を求めて愚かな一ページをめくるお話

したためる、愛憎

発明家 16 歳 7歳から研究を始めて、9年でペンダントを完成させる。

魔白透 13歳 学生 空想を良くしていて、将来は作家になりたいと思っている

白雪姫 14歳 12/21日〜15歳。静かだが、好奇心旺盛。慈愛の心があり、性善説を信じている。

白雪母 35歳 白雪姫に嫉妬している。

従者  20歳 白雪姫を心配しているが、屋敷での白雪母の権力に飲まれている。

エスメラルダ 12歳 最近社交界デビューした。白雪は1対1で話すのは初めて。

エスメラルダの母 32歳 白雪の母と仲が良く、おたがいの愚痴を言い合うほど。

鏡 ?歳   白雪母の指標

小人 ?歳  一瞬しか出てこない。白雪母が殺せるよう手を回していた。


公民館の一角。発明家のラボ兼居室。発明家が何やらパソコンを打ちながらぶつぶつ言っている。しばらくして、「カタンッ」という音が鳴り、発明家がとてつもなく喜んでいる


発明家;よっしゃ!いやぁ、やっと完成したー。いやはやいいものができた。ね?いいと思うだろ?褒めるに値すると思うんだけど!


発明家;あ゛〜、静かすぎ!そりゃ僕がインキャ非モテぼっちのオタクだからってさ、研究の仲間をつくらなかったのも悪いと思ってるんだよ。でもさ、最後くらいチヤホヤされたいじゃん?


発明家が喋ってる間にベルが鳴り、本をもった女の子が入ってくる


発明家;でもやっぱこないよな。もうだめだよ〜、僕!ああ……。


魔・発;うわぁ?!


魔白透;いや、えっと、あの……すみません!!!


発明家、魔白の手を引っ張る


発明家;待って!


魔白透;何ですか?


発明家;僕は発明家なんだ。僕の話を聞いてくれないかい?


魔白透;えっと、私、図書館のついでに寄って見ようと思って、静かそうだったので……


発明家;ああ、。ちょっと話聞いてってくれ。


魔白透;ええ、、?


発明家は奥からいくつか発明品を持ってくる。


発明家;この発明品の、いや、これらの発明品、つまりthose Hatumeihin’sを君に授けよう!


魔白透;あの、英語じゃなくても良いです。後実験体も結構です。


発明家;実験体なんて言ってないって。それに、ここに来るってことはよほど暇人ちゃんでしょ君。


魔白透;暇じゃないです!


発明家;まあまあ、僕の話でも聞いていきなって。僕は天才発明家なのさ!なんでもできるのだ!


魔白透;う〜ん、えっと、じゃあ話だけなら…。


それを聞くと、発明家は満足そうに椅子に誘導する


発明家;そうと決まれば!早速お茶を持ってくるよ。説明しなきゃ。あ、君たちみたいな若年層はお茶もまともに飲んだことないのか?ジュースの方が良いか?


魔白透;いや、お茶で大丈夫です。


発明家;釣れないなあ……


発明家、何やらキッチンらしきところでお茶を入れる。透はそれをカウンター越しに見たり、そのほかにも辺りを見渡したりしている。


発明家;じゃあまず聞く、君の名前は?


魔白透;魔白透です。


発明家;よし。じゃあ、まず単刀直入に聞こう。君はプリンセスの世界に入ってみたいと人生で一度でも思ったことはある?


魔白透;苦っ!…。って、プリンセス?!あ、まあ、ありますけど…。


発明家;ナイスだ!完璧じゃないか。さあ、これを使ってプリンセスの世界にlets goさ!


そう言って発明家はペンダントを魔白の前に差し出す。


魔白透;えっ?!え、えっと……どういうことですか?


発明家;ん?


魔白透;もしかして...えっと、いわゆるその幼稚なネックレスを使って、え〜っと?


発明家;幼稚とは失敬な。これは立派な発明品ですぅ〜。このペンダントを開くと装着した人は童話の世界に飛ばされる。


魔白透;う…はい、?


発明家;つまり。人に罵倒されてかなし〜いとき、人に趣味を否定されたつら〜いとき、趣味に没頭できるのさ。


魔白透;で、どのお話なんですか?


発明家;ナ・イ・ショ!せっかくだし、もらっていかないと。


魔白透;いらないです!


発明家;無理なら無理やり行かせるまでだ。


魔白、だんだん眠くなり、倒れる


発明家;よ〜し、これでいいや!睡眠薬混ぜといてよかったぞ!


発明家;シンデレラ…?あの子も結局は子供か。僕みたいだな、。

しばらくすると、発明家、噴き出す


発明家;くふっwなんだよこれ、。何シンデレラアレンジしてんだよ…。なんでシンデレラはスニーカーを地面に叩きつけてんだよ。。


発明家、何を思ったか工夫されたページの写真を撮り始める


発明家;ほう。これは……

 

発明家;そうだ。そうだよ。こんな単調な世界ではいけない。いやはや、取り急ぎ改善しなければ…。


発明家;てな訳で...!私はもう用無しかな。

 

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魔白透;ん、、。あれ、私、何してたんだっけ、そうだ。あのよくわからんやつにあって、眠らされてそれで、、、。


母;白雪姫、白雪、おい!早く!


魔白透;白雪姫、、?


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綺麗な布団と豪華な部屋で、白雪のお母さんが不機嫌な顔で白雪を起こしている。従者が心配そうにみている。


母;白雪姫、早く起きろ!


魔白が飛び起きる


魔白透;え、あ、。おはようございます。


母;いつからそんな口聞くほど偉くなったのかしら?


魔白透;えっと…?


母;お前、ふざけているのか?


魔白透;あ…、あの…、えっと…?


母;なぜ無視をするの。


魔白透;継母?白雪姫ですかね?


母;あのねえ、「お母様」でしょう?そんなことも忘れたの?この間抜けが。また騎士に殴ってもらうわよ。


魔白透;お…お母様…。大変、申し訳ございません…。


魔白は少しイラついている


母;こんな間抜けに時間をかける暇なんてないわ。行きましょ。


魔白透;はい、わかりました


母が面倒そうに部屋から出ていく


魔白透;なるほど、白雪姫かぁ…。


従;あの…。大丈夫…ですか?


魔白透;え、いや、何ですか、これ


従;えっと?大丈夫ですか?!記憶喪失ですか?!


魔白透;あ!すみません!


従;あ、いや、こちらこそ申し訳ございません。では、お着替えなさいましょう。


魔白透;わ、わかったわ。お願い、します


従;かしこまりました


魔白透;今日って、ちなみになんかありますか?


従;今日は特に何もないです。あ、でも七日後にオルトン家と食事会があります。


魔白透;食事会ですか、、?


従;はい。お召し物は新調いたしますか?


魔白透;え〜っと、とりあえず今の服見せてくれない?


従;かしこまりました。


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魔白透;それから一週間、大変だったけど、楽しかった。今まで注目されたことが無かった私は、ちょっと嬉しい気分だった。

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魔白透;今日、庭に行きたいです!


従;はい。わかりました。くれぐれもご婦人には見つからないようにしましょう。


魔白透;はい!気をつけます


従;では、外へ。


魔白透;はーい!

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母;あいつ、、。また面倒なことをしやがって、、

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母が鏡に対して不機嫌そうに立っている


母;鏡よ鏡。世界で一番beautifulでalemdaunなのはだれ?


鏡;白雪姫です。


母;何で私じゃないの?


鏡;測定不能


母;何で、何で?!あいつに勝てないのよ!


鏡;ちょっろ


鏡はA Iのように言う


母;なんか言った?


鏡;・・・


4-脱出


居間。とても広くて、母、相手方の母、娘2人が楽しそうに話している。

母は透を見た途端、イラッとし始める。母親は、先ほどの件のあと、外に出るともうすでに来ていた。先ほどとは180度の態度で接している。


母;あら、遅かったわね。朝のティータイムの時間よ。お座り。白雪姫。それで?エスメラルダちゃんは?


相手母;その婚約した人とうまく進めたんですって!


母;あら...!


エスメラルダは笑顔で白雪姫に話しかけに行く


エ;あなた、白雪姫、、だったわよね?


魔白透;あ、はい。


エ;まあ、可愛らしい!


魔白透;ありがとうございます!あなたも可愛いです!名前を教えてほしいです!


エ;私はエスメラルダよ。そんな使用人みたいな話し方しないでいいわよ。これからまた仲良くしましょうよ!


魔白透;わ…私も!!沢山お話ししたい!これからよろしくね


エ;ええ、よろしくね。


相手母;エスメラルダ、来なさい。ご挨拶をするのよ。


エ;あら、ごめんなさい。お呼びだわ。では、ごきげんよう


魔白透;またね…。!


母は部屋の角に透を呼び出す。

 


母;ねえ、あんた、エスメラルダちゃんとそんな言葉で話せるなんて、いつからそんなえっらい御身分になったのかしら。


魔白透;…え?


母;今日は謹慎よ。一日部屋で静かに過ごしなさい。決して出るんじゃないわよ


魔白透;…。はい。

 

透、出ていく


相手母;で?私はどうすればいいの?


母;白雪姫を殺してちょうだい。国の領地で殺れば実質なしになるし、対価も払うわ。


相手母;わかったわ。任せてちょうだい。


エ;ちょっと待ってください。お母様


相手母;?。どうしたの?エスメラルダ


エ;その仕事、私に一任させてくださいませんか?


母;なぜ?


エ;私、あの子嫌いなんです。自慢してくるし、調子に乗ってうざいし!だから、恨みを晴らしたいのです。


母;それなら、君に任せようかな。ただし、失敗しないように…、ね?


エ;はい。任せてください!じゃあ早速、行ってきますわ。


母;ええ、またね。


エ母;では、失礼致しますわ。


母;さて、鏡よ鏡。これから白雪姫を殺したら、私が一番よね?


鏡;…。


4ー


白雪の部屋。


従者;大丈夫ですか?


魔白透;はい。大丈夫です。


従者;何かお持ちしましょうか?


魔白透;じゃあ、お茶をお願いできますか?


従者;はい。承知しました。


魔白透;どうしよ・・・。このままだと、殺される……。


エ;ごめんなさい。少しいいかしら。


魔白透;どうしたの?


エ;時間を貰えたから、少し一緒にお散歩しない?


魔白透;…。信じて、いいんですか?


エ;信じるも何もないでしょう。


魔白透;あ、そっか。


エ;じゃあ、行きましょ。


母;よくやってくれてるわね。


相手母;ええそうね。これなら、あなたが鏡にまた認めてもらえるのもすぐね。


母;ええ。楽しみ。


5ー


エ;こっちよ!


魔白透;ねえ、本当にこっちなの?


エ;何がかしら


魔白透;こっちは私の知っている森よ?楽しいところなんて知らないわ


エ;黙ってちょうだい


魔白透;え……?


指定されていない別のところにつれていき、こそっと話す


エ;あなたの親と私の親に、あなたのことを殺してこいっていわれて……。


魔白透;ああ、そうなの。逃げる道は?


エ;意外と驚かないのね。この近くに小人の家があるわ。私がなんとかするから、あなたは逃げてちょうだい!


魔白透;ごめん……。ありがとう。

                       

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白;明日はきっと、お母様も。。

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発;よし、よし!成功だ!


白;!お母様、、じゃない?あなた、誰?


発;いや、かくかくしかじかで、、


白;え?!私、意識をある女の子と交換されて別の世界に飛ばされたの?!


発;そう、ここではあのままははにいじめられることもないよ。


白;この部屋、図書室かしら。


発;いや、ここは研究室。公民館にある。


白;こーみんかん?


発;あ、なんていうか、君らで言うとこの庶民のつかう施設ってかんじ


白;そうなの…。


発;今日は11月の11日。ここでゆっくりしていきな。


白;、、。そうね。久しぶりの休暇も悪くないわね。少し警戒はしてるけど、あなたは強くなさそうだから、嬉しく止まらせていただくとするわ。


発;あ、その前に


発明家は鏡をとってくる


白;え、これ、私の体じゃ、、そっか、意識を交換しているんだったわね。


発;ある少女と体が入れ替わっているんだ。気にしないで。後、そのペンダントがある限り、今みたいに言葉がわかるから。元の名前は確か、魔白、透だったかな。


白;あなた、すごいのね


発;もちろん、なんてったって発明家だからね。さあ、部屋に案内するよ

。こっちへおいで。


白;、、。ええ、


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白;いつ帰れるんだろう。毎日色々なところに連れて行ってくれるのは嬉しいわ。けど、流石にホームシックになりそうだわ。

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発;見て、これが家庭教師の代わりの「学校」。そしてこれが、まさしく文化祭なのだ!


白;うわぁ!すごい!


発;だろ?


白;ええ。私の国にはなかったわ。


発;まさに夢見心地ってやつか?あ゛〜、こんな青春したかった、、、。


白;この世界では、大人も家庭教師を持って要るのね


発;そっか、君が生きていた時代は、成人が早かったんだっけ。この時代では20年生きたら成人なんだ。


白;あら、そうなの。


学生;あ、すみません、クリームたい焼き売ってるんですけどいかがですか?


白;クリームタイヤキ?それはどんなものなの?


学生;持っている看板を持ち上げて これのことです。美味しいお菓子ですよ。


白;じゃあ、2ついただいても?


学生;はーい、210円になります


白;あら、お金がいるのね。ちょっと待ってて


学生;?


白雪は発明家に駆け寄る


白;ごめんなさい、お金が必要なの。貸していただけないかしら。


発;あ、ごめんごめん。1000円渡しておくから、これをあそこの券売所に持っていって交換するといいよ。


白;あの紙切れが金貨の代わりになるのね。行ってくるわ。


発;ああ、

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発;僕もこれから、また青春を味わうのか、、。もう目を奪われてしまう、。本当はすぐ返すつもりだったが、もうちょっと一緒にいたい。後一日、後一日したら返そう。


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魔白透;ねえ、小人さん


小;何かしら?


魔白透;その……。もうそろそろエスメラルダちゃんの言っていたお城に行きたいんだけど……


小;……。いや、ちょっと待って


魔白透;なんで?


小;いや……あのね……


おと;おーい!仕事が入ったぞ!


小;ごめん、行かなきゃ。あ、いいかい?いつも言っているけれど誰が来ても、このドアは開けないことだよ。


魔白透;誰も来たことないし大丈夫よ。心配しないで。いってらっしゃい。


小;いってくるよ

 

魔白透;じゃあ、仕事しますか。


透は鼻歌を歌いながら掃除や編み物をする

すると、家のベルが鳴る


魔白透;誰かしら。


(回想;あ、いいかい?いつも言っているけれど誰が来ても、このドアは開けないことだよ。)


魔白透;そういえば、このシーン、白雪姫が毒殺されるのよね。まあでも、出ないと怪しまれるし、出るだけでるか。


母;こんにちは。


魔白透;あなたは誰?


母;私はしがない魔女さ。よければこのりんごを食べてみないかい?


魔白透;ごめんなさい。私、りんご食べれないの。持ち帰って小…いや、一緒に暮らしている人にあげたいの


母;いや、今食べなさい。これには良い魔法をつけておいたから。


魔白透;じゃあ、持ち帰ってすぐ食べる。


母;……。ああ、そうするといい。じゃあ私はこれで失礼するよ。


母 捌ける


魔白透;さて、これは食べないとして……。王子にキスされるのも嫌だし。

どうしたもんか……。


白雪姫;わぁ……!これが噂のクリスマス…?すっごく火がたくさん。。


発明家;これは火と言うかなんというか……。火の原理を応用した電球と言うものなんだ。


白雪姫;電球……。お母様に見せたら認めてくださるかしら


発明家;お前、母のこと憎くないのか?


白雪姫;なんで?


発明家;は?


白雪姫;お母様は社交界で大切なことを直々に教えていただいているだけだわ。

少し厳しいけれど私の大切な先生よ。


発明家;ああ、そうか。


白雪姫;それにしてもありがとう。今夜はシチューなのでしょう?


発明家;ああ、買いに行くぞ。


白雪姫;ごめんなさい、お手洗いに行かせてもらって良いかしら

 

発明家;ああ、わかった。…。まさか白雪姫と夜を共に過ごせるとはなぁ……。今夜は、シチューにシャンパン、七面鳥を食べた後、クリスマスツリーを飾って、一緒にクッキーを作った後、こっそりプレゼントを置いておこう。明日の反応が楽しみだな。


すると大きな叫び声が聞こえる


m;人が倒れてる……!


m2;救急車、救急車を呼べ!


しばらくするとサイレンが聞こえてくる


発明家が一気に青ざめる


発明家;そんな、そんなことって、。

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暗転中

母;ああ、そうか。さてはあいつ、毒林檎食べなかったな。。めんどくさいやつめ。

ああ、あんな回りくどいことしないで、最初から殺しておけばよかったんだよ。こんなふうにな。


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死後の世界

明確に殺された透はここが死後の世界であると悟る。何分か後に白雪姫が来る


魔白透;ああ、あなたが白雪姫ね。


白雪姫;ええ、そうよ。ここは……?


魔白透;死後の世界よ。そう、死後の。


白雪姫;私は……なんで死んでいるの?


魔白透;私が死んだ。だからあなたも死んだのよ。


白雪姫が徐に下を覗き込む


白雪姫;これは……モニターがたくさん?


魔白透;パソコンもたくさんある。。そうだ。私をこんなところに連れてきたやつのところに行ってやろう。


白雪姫;何をおっしゃっているの?


透が狂ったようにわらっている、白雪姫は混乱している


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白雪姫;この世界は、神様が定められた冥利によって動く。それが刹那だとしても、私たちがその手綱を引くことはできない。

だから、私の死も当然なんだ。そんなに気にしないで。

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発明家;白雪姫……。あなたはとても良い人だった。

こっちに来てから……。

せめて、向こうに行って亡骸だけでもみに行ってあげよう。


発明家が、亡骸にあったペンダントを手に取る


発明家;な……割れてる……?なぜだ?あ、そうだ……。勝手に使われないよう、制限をかけたんだった。解除しなければ……


パソコンにエラーが入る


発明家;くそ、データのバックアップとってないぞ、でも、白雪姫に会いたい……。白雪姫……、。

そうだ、。あのペンダントの原理を応用して、新しいパソコンで過去へいくタイムマシンを作ろう。それなら、すぐ作れる……。


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発明家;よし……できた……できたぞ……!これで過去に……5年かかったが、こんなの痛くも痒くもないさ。でも、せいぜい戻れるのは白雪姫が亡くなったあの日が限界か……、。

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白雪姫;それにしてもありがとう。今夜はシチューなのでしょう?


発明家;白雪姫!あ、あー。そうだよ


白雪姫;?。あ、ごめんなさい、お手洗いに行かせてもらって良いかしら


発明家;ちょっと待って!……あ、そのペンダント、貸してくれないか?


白雪姫;え、良いけど……。


発明家;ありがとう……。


m;人が倒れてる……!


m2;救急車、救急車を呼べ!


発明家;ああ……、またか。


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魔白透;あいつはずっと、「私じゃない方」が好きだった。

私のことをこんなにしといて、ただの捨て駒でしかなかったんだ。

なら、あいつのやりそうなこと全部、壊してしまおう。


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発明家;ああ、これが白雪姫……。なんと可愛らしい……。墓を作ってやる……。どうか安らかに眠ってくれ……。

 

発明家;じゃあ、僕も続くか……、


すると突然鳩が手紙を咥えてやってくる


発明家;……え、手紙……。いや、僕はもう死ぬんだ。もう何も思い残すことはない……。


そういって発明家は手紙をビリビリに破く


発明家;じゃあ、もう思い残すことは無くなった……、。はず……、。


発明家が自決した後、透と白雪姫が出てくる


白雪姫;拝啓、あなたへ

もっともこれが届くのはあなたが死んでしまう時だけなので、きっと元気ではないでしょう。私は今、魔白ちゃんと天国で楽しく過ごしています。さて、私たちはあなたに地獄に行ってほしくない。私たちの元へ来るにはあなたが私たちを巻き込んだことよりも、良いことをしなければいけません。いいことは、あなたが考えればきっとわかるわ。頑張って。


魔白透;いいことなんてどうせできないだろうけど。と言うか結局、私のことなんて気にかけてないんでしょ。白雪の言う通り天国に来たとして、世間一般で言う幸せな生活ができることは期待してないしさせないし。まあでも、どうせこの手紙は読んでないんだろうから。

地獄でせいぜい後悔するといいわ。私を捨て駒にしてくれたこと。